漢方・自由診療


◆ 漢方東洋医学

「検査では異常がないのに、体がだるい」「年齢のせいかと思っていたが、ずっと不調が続く」──そういったお悩みをお持ちの方に向けて、当院では漢方外来を行っています。
西洋医学では改善しにくい慢性的な症状や、体質に根ざした不調に対して、東洋医学の視点から診療を行います。

たとえば以下のような症状に対応しています:

  • 冷え症・のぼせ・手足のほてり
  • 慢性疲労・倦怠感
  • 胃腸の不調(胃もたれ、下痢、便秘)
  • 生理不順・更年期の症状
  • 頭痛・肩こり・不眠・めまい
  • アレルギー(花粉症・アトピーなど)
  • 自律神経の乱れによる不調


また当院では、「未病(病気ではないが健康でもない状態)」に対するケアとして、東洋医学の養生法(食事・睡眠・運動・心の整え方など)を取り入れた体質改善のご提案も行っています。
日々の不調を根本から改善し、病気になりにくい体づくりをサポートいたします。
治療には、患者さんの体質や症状に合わせた保険適用の漢方薬を処方しておりますので、安心してご相談ください。

東洋医学に基づく 養生アドバイス

当院では、病気になる前の「未病」の段階から、健康を守るための養生(ようじょう)=日々の心身のケアを大切にしています。
体質や季節に合わせた無理のない養生を、日々の生活に少しずつ取り入れてみませんか?

【1】冷えやすい体質の方へ

白湯や常温の水で内臓を冷やさないようにしましょう

冷たいもの・生ものの摂りすぎに注意

首・お腹・足首を冷やさないように意識して温める

適度な運動(ウォーキング・ストレッチ)で気血の巡りを良くする

【2】ストレスが多く、イライラしやすい方へ

香りのある食材(しそ、みょうが、柑橘類)を取り入れる

呼吸を意識した深呼吸や、軽い散歩で「気」を整える

食べすぎや夜更かしは避け、リズムある生活を心がける

【3】胃腸が弱く、疲れやすい方へ

食事は腹八分目、よく噛んでゆっくり食べる

朝食をしっかりとる(特におかゆや温かい汁物)

甘いもの・油っこいものは控えめに

食後すぐ横にならない、夜遅くの食事は避ける

【4】季節の養生(一例)

春:肝の働きが活発に。ストレスケアと肝を労る酸味を(梅干し・酢)

夏:汗をかきやすく、体力消耗。塩分・水分補給と苦味で涼を(ゴーヤ・緑茶)

秋:乾燥による咳や肌荒れに注意。潤いのある食材(梨・はちみつ)

冬:腎をいたわる季節。体を温め、早寝を意識(黒豆・根菜・鍋物)


養生は「気づいた時に、少しずつ」がコツ

特別なことをしなくても、毎日のちょっとした選択や習慣が、体質をゆっくりと整えてくれます。
診察の際には、体質や生活環境に合わせた養生のアドバイスもお伝えしています。お気軽にご相談ください。

女性のための養生アドバイス

女性は年齢やライフステージによって、ホルモンバランスや体質が大きく変化します。
東洋医学では、「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りを整えることで、心と体を健やかに保つと考えます。
体質に合わせた「養生(ようじょう)」を取り入れることで、日々の不調や将来の病気を防ぐことができます。

【1】月経不順・月経痛がある方へ

体を冷やさない:冷たい飲食物、生足、薄着は控え、腹巻や温灸もおすすめ

血の巡りをよくする食材を:黒豆、小松菜、にんじん、鶏レバー、ナツメなど

ストレスをためない:アロマ、散歩、ゆっくり湯船に浸かる習慣を

睡眠不足は血を消耗します。できるだけ23時までに就寝を

【2】更年期が気になる方へ

のぼせ・ほてり:苦味のある野菜(ゴーヤ、春菊、セロリ)や豆腐などの涼性食材を

イライラや不安感:香りのよい食材(柑橘類、しそ)、軽い運動や深呼吸で気の巡りを整える

夜の寝つきが悪い方は、ぬるめのお風呂+ストレッチがおすすめ


【3】冷え・むくみが気になる方へ

朝は白湯で内臓を温め、冷たい飲み物は避ける

血流をよくする食材:しょうが、ねぎ、黒ごま、かぼちゃ、鶏肉など

足元を冷やさない:足湯・レッグウォーマーも効果的

湯船につかる・軽いスクワットなど下半身を動かす習慣を

【4】「なんとなく不調」なときの養生

無理に頑張らない。「休むこと」「立ち止まること」も立派な養生

呼吸に意識を向けるだけでも、心と体はゆるみます

甘いもの・カフェインの摂りすぎは自律神経の乱れにつながります。ほどほどに

自分の「今の状態」に気づき、認めてあげることが、回復への第一歩です

女性にこそ、東洋医学の知恵を

生理、妊娠・出産、更年期と、女性の体は日々変化します。
当院では、その方の体質・生活リズムに合わせた漢方処方や養生アドバイスを、保険診療の範囲内でご提供しています。
「病気とまではいえないけれど、調子が悪い」──そんな時こそ、ぜひご相談ください。

◆ 冷え性外来(漢方・養生指導)

「手足が冷える」「お腹が冷えて痛い」「冬だけでなく、夏でも冷える」――そんなお悩みはありませんか?
冷えは単なる体質ではなく、放っておくと月経不順、不妊、胃腸不良、頭痛、免疫力低下など、さまざまな不調につながる未病のサインでもあります。

当院では、東洋医学の視点から冷え性を見つめ直し、漢方薬による体質改善と、日々の暮らしの中で実践できる「養生法(冷えとり生活)」のアドバイスを行っています。

こんな方はぜひご相談ください

  • 手足や下腹部がいつも冷えている
  • 月経痛・月経不順がつらい
  • 夏でも冷房で体調を崩す
  • 胃腸が弱く、冷たい物でお腹をこわしやすい
  • 体がだるい・眠りが浅い・むくみやすい
  • 不妊治療中で体質改善を希望している

当院の冷え性外来の特徴

保険診療での漢方薬処方 (体質・症状に応じて調整)
体質タイプ別の養生アドバイス (食事・睡眠・運動・温活)
女性医師による きめ細かな対応も可能です

漢方には、「気(エネルギー)を補う」「血の巡りを良くする」「水分の滞りを改善する」といった働きを持つ処方があります。冷えのタイプや全身状態に合わせて、オーダーメイドでの処方と生活指導を行います。

ご自身の体と向き合う時間を

冷えは、日常生活のなかに改善のヒントがあります。

「冷えは仕方ない」とあきらめず、一緒に整えていきませんか?

些細なことでも、お気軽にご相談ください。

◆ 自由診療  腸活サポート(腸内フローラ検査対応)

腸は「第二の脳」とも呼ばれ、免疫・ホルモン・自律神経・心の安定など、全身の健康に大きく関わっています。

当院では、腸内環境を整える「腸活」にも力を入れており、腸内フローラ(腸内細菌)の詳細な検査が可能です。

腸内フローラ検査でわかること

  • 善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランス
  • 腸内細菌の多様性
  • 肥満リスク・アレルギー体質の傾向
  • 腸内環境のタイプ(便通・肌荒れとの関係)

こんな方におすすめです

  • 便秘や下痢、お腹の張りがある方
  • 肌荒れやアレルギーが気になる方
  • 免疫力を高めたい方
  • 体質改善を目指している方
  • 腸内環境を客観的に知りたい方

検査結果をもとに、食事・生活習慣のアドバイスや、必要に応じて漢方薬・サプリメントの提案を行い、体質改善をサポートします。
腸から整える健康づくりに、ぜひご活用ください。

※腸内フローラ検査は自由診療となります。ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。